2007年9月14日金曜日

アスクルができる前のオフィス

アスクルができる前のオフィスでは、事務用品や文房具は必要に応じて近くのお店に買いにでかけたり、専用の販売店から取り寄せをするパターンが大変多かっ たため、品物によっては注文から配達までに時間がかかったり、自分で買い物に行く場合にはその間に自分の仕事ができなかったり、欲しい品物が見つかるまで あちこちお店を回ったものでした。大企業の場合は、購買担当者が一括して品物を仕入れて各部署へ配布するとか、会社の中に専用の店舗があり、決まった商品 しか購入できず、足りないものは各自で購入申請をしなくてはいけない、という面倒な手続きが必要でした。アスクルはこうした企業や事業所目をつけ、電話や FAXで注文をしたらすぐに品物が到着するサービスを宣伝し、首都圏の事業所を中心にカタログ配布を始めました。

アスクルの商品カタログ配布紹介はCMにもなりました。当時カタログショッピングも通信販売も存在はしていても、その顧客の中心は個人で利用する 人がほとんどだった中で、アスクルはオフィスの中で働いている人に宣伝をしました。みるみるうちにアスクルの販売方法やシステムは浸透し、今ではアスクル のライバル会社まで登場し、オフィス用品販売はいまやデリバリーしてもらうものへと変化しました。

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