2007年9月14日金曜日

アスクルの歴史は、1993年3月にスタート

アスクルの歴史は、1993年3月にスタート。その時点では、あくまで「株式会社プラス」の一事業部門にすぎなかったが、1997年5月に分社独立した。 事業成績も着実に伸びており、1994年5月時点では2億円ほどだった年間売り上げ高は、2006年5月現在で1616億円を達成するまでになっている。

アスクルという会社が誕生するに至った背景は、文具・事務用品市場の流通形態にある。他の分野の流通経路と同じように文具・事務用品業界も、メー カー~卸売業者(卸業者が複数介在する場合もある)~小売店~消費者というルートとなっているわけだが、文具・事務用品を企業が購入する際において、当 時、大企業と中小企業とでは利便性の面で圧倒的な格差が生じていた。というのは、大企業が文具・事務用品を購入する際には、外商担当の営業マンがついてい て直接注文を受け、割引やアフターケアなどのサービスの点でも優遇されることが多かった。一方、中小企業の場合はというと、個人が街の文具店に買いに行く のと同様、近くの店に出向いて、定価で買ってくるというような状況であった。そこで、文具・事務用品の販売額の約75%を占めるといわれる企業向け市場に おける流通経路の利便性を高め、低価格の実現・サービスの向上つなげるべく、「株式会社プラス」の中でプロジェクトが立ち上げられたのである。そのプロ ジェクトの流れを汲んで誕生したのが、現在のアスクルということになる。

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