2007年9月14日金曜日

アスクルの環境対策では運送にも気を遣っています

アスクルの環境対策では運送にも気を遣っています。運送時の環境への負荷を軽減する対策として、紙製品の輸送時に使われる木製パレットを特殊シートフィル ムパレットに変えるという事を行っています。この対策によって、木製パレットの廃棄がなくなり、CO2の排出の軽減へとつながるのです。

アスクルはこのように自然環境に対するいろいろな取り組みによって『FSC認証』を取得しました。さらに、お客様に購入されたアスクルオリジナル フルカラーペーパーの売り上げの一部をWWF(世界自然保護基金)に寄付するという取り組みも行っています。『FSC認証』とはFSC(森林管理協議会) で定められた基準に基づき、森林を管理している団体の製品をFSCが認めた第三者機関が評価するという事です。

アスクルのさまざまなサービスと成功の鍵

アスクルでは環境の事を考えた取り組みを行っています。「森林資源保全」に重点を置きアスクルで取り扱う全紙製品の原材料を製造している製紙会社に対して の『トレーサビリティ調査』を徹底して行ったのです。『トレーサビリティ調査』とは「トレース=追跡」と「アビリティ=可能性」を組み合わせた造語で、商 品が購入者の元に届くまでの過程を追跡し調査する事を指しますが、アスクルではこの『トレーサビリティ調査』によって出た結果によって「アスクル紙製品に 関する調達方針」を制定し、公開もしています。

アスクルでは製造の過程でも環境のことを考えた取り組みを行っています。『トレーサビリティ調査』を基に制定された「アスクル紙製品に関する調達 方法」を基準としての『PDCAサイクル』を製紙会社と共に行っているのです。『PDCAサイクル』とは、「PLAN(目標を設定して実現に向けての過程 を設計する)」「DO(計画を実行し、機能や性能などを測定する)」「CHECK(測定した結果を評価し、目標と照らし合わせて分析をする)」「ACT (経過の改善や向上に必要な要素を明らかにする)」のサイクルを利用して原因側に要素を調整できるようにする対策の事なのです。この『PDCAサイクル』 によってアスクルの製品では改良・改善が常に行われている事がわかりますね。

ASKUL(アスクル)は翌日配送という方針

ASKUL(アスクル)は翌日配送という方針でこれまできましたが、新しいニーズのためには、必ずしもこれにこだわる必要はなく、それよりも様々な商材を 取り扱うために、新しい調達システムや物流や在庫に対する仕組みを変化させるという構想もあるようです。近々スタートする「シンクロカーゴ」という配送 サービスシステムを利用し、配送途中の商品の追跡も可能になります。

ASKUL(アスクル)は顧客満足度向上のため、「アスクル・コンシェルジェ・デスク」を設置し、多様化、パーソナル化する顧客の要望を迅速に対 応しています。このシステムでは、顧客情報や商品購入履歴、応対履歴、商品情報などを把握し、効率的に業務を行っています。また、「アスクルアリーナ」を 通じても、中大規模企業からの要望も、社内ポータル「シンクロハート」で終結させ、検討することができます。

ASKUL(アスクル)のサービス

ASKUL(アスクル)がインターネットを利用しての受注を始めたのも顧客のニーズに応えたものです。インターネットの双方向性や時間的ロスと販売コスト の削減は大きなメリットをもたらします。ASKUL(アスクル)はBtoB通販のスタイルを本格的に実現した企業であり、e-コマースの先駆者といえま す。

ASKUL(アスクル)は今後もさらに、顧客の新しいニーズに応えるための変化を続けていこうとしています。インターネットを利用して、あまり購 入されないような商品も幅広く販売することを狙いとしています。「アスクルアリーナ」はそのインフラの一つで、ASKUL(アスクル)がもっとも力を入れ ているテーマの一つといえます。

ぐるなびとアスクルが連携

「食」のトータルサイト「ぐるなび」を運営する株式会社ぐるなびは、事務用品を中心とする通信販売会社のアスクル株式会社と連携し、ぐるなびの加盟飲食店に向けた、新サービスを4月下旬より展開すると4月17日に発表した。

 新サービスは、ぐるなびの子会社である株式会社ぐるなびプロモーションコミュニテが、アスクル株式会社のエージェント(販売代理店)となり、ぐ るなびに加盟する約4万店の飲食店に、アスクルの飲食店向け専門ショップ「飲食業務用品ショップ」などの飲食店向け消耗品・必需商品を紹介する。この連携 によって、ぐるなびは飲食店へのサポート事業を強化することになり、より利便性の高いサービスを提供していく。

アスクルではこのような事実に早くから着目

アスクルではこのような事実に早くから着目し、中間業者を使わずにスピーディに商品を宅配するシステムを考えたのです。アスクルという名は「今日頼んで明日来る」というところからついた名です。食品や衣料雑貨と同様に文具・事務用品をカタログ通販するという方法です。

アスクルが始めたこのカタログ通販の仕組みは、当初小売店や卸売店から猛反発を受けました。そこでメーカーと中間業者は共に顧客を共有しあう同士 だとして「エージェント」という役割を設定し、顧客開拓や代金回収や物流などの機能を扱う企業としてパートナー化することにしました。消費者からも商品の 価格が高いということで始めのうちはなかなか受け入れてもらえませんでしたが、数々の反発を受けながらも価格を下げることに成功しました。また他社メー カーの商品が好き、といったブランド指定の顧客が多いことから、自社製品だけでなく、今までライバルだった他社の製品も取り扱うようにしました。これには 自社内で反発を受けましたが、何とかやりとおすことができたそうです。

アスクルって何?

アスクルは大手文具・事務用品メーカーの一事業部門としてわずか4名でスタートし、その後成長を遂げて分離独立した会社です。今や店頭公開企業にまで発達しました。売上高はいまや親会社を抜く勢いです。

アスクルの成長には長い道のりがありました。スタート当時からアスクルは効率よい流通手法を確立し、新しい事業を開拓することと、メーカーによる 顧客への直接販売を行うことで低迷している業界で新しいマーケットを確立しようとしました。具体的にはそれまで顧客は小売店や卸売業者でしたが、最終消費 者が顧客だと定義し、その具体的なターゲットを中小事業所としたことです。当時中小事業所は全国に700万件ありましたが、そのほとんどが30人以下の小 規模事業所でした。小規模なオフィスでの文房具類の買い方は、それまで主流だった大手メーカーの事務用品カタログを見て発注するか、急いでいる場合には自 分で近くのお店に買いに行っていました。